米モンタナ州のクロスカントリー大会で女子生徒が示した「真のスポーツマンシップ」
昨年9月、米モンタナ州セントイグナチウスの山中で開催されたジュニアハイスクール(日本の小6~中2に相当)のクロスカントリー競走の大会。そこでの美談が最近になって明らかになり、その女子生徒が先日、表彰された。
表彰されたのは、ハートビュート・ジュニアハイスクールのブリンリー・タットシーさん。
レース中、他校の女子選手が呼吸困難になって動けなくなっているのに気がつき、すぐに走るのをやめ、彼女に吸入器を渡して助けを求めた。
2~3分でその選手の具合が良くなったので競走に復帰し、ゴール。当然、タイムがいつもよりかなり遅かったが、ブリンリーさんは事情を説明せずに黙っていた。
しかし、この一部始終を目撃していた人がいた。
親切な女子選手のゼッケンを記憶しており、最近になってそれがブリンリーさんであることを突き止めたという。
そして匿名で「ブリンリーさんは真のスポーツマンシップと無私無欲と思いやりを示しました」と学校に報告。さらに自ら特別な盾を制作し、「ブリンリーさんに授与してほしい」と学校に寄贈したのだ。
これを受け、学校側は5月20日、全生徒の前でブリンリーさんを表彰した。
写真(同校のフェイスブックから)はそのひとコマだ。