スピード違反の罰金逃れに…仏モンペリエ近郊で愛車ポルシェの色を変えたのにバレたワケ
フランスで、スピード違反の罰金と免停を免れようと、苦し紛れに愛車のポルシェを別の色に塗り替えた男が話題になっている。
事件が起きたのは6月2日。警察は、南部モンペリエ近郊の制限時速80キロの道路で188キロの猛スピードで爆走する車を速度取り締まり装置で検知。高速道路パトロール隊に通報したが、容疑者はパトカーの停止指示を無視してそのまま逃走。ナンバープレートの確認もできなかった。ただ、逃走車は明るいグリーンのポルシェ911だったと報告された。
警察は、近隣でグリーンのポルシェを運転している人物を特定し、事情聴取したが、なんとその車はグレーに塗り替えられていた。男は容疑を否認し、事件当日はパンクのため車は使えなかったと主張した。
しかし車のボディーのあちこちからグリーンの下地塗料が発見され、車検記録を確認した結果、そのポルシェはグリーンだったことが判明。
決定的証拠を突きつけられ、男はスピード違反と車の塗り替えを認めた。男は速度違反だけでも最高で罰金1300ユーロ(約20万円)に加え、免停や車没収の可能性があるという。
さらに、停止指示無視や他のドライバーの安全を危険にさらした罪で有罪になれば、最高で1万5000ユーロ(約250万円)の罰金か2年以下の懲役が科せられるそうだ。