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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまが“定員3人”の狭き門・筑波大AC入試も余裕でクリアできるワケ…9月初めにも明らかに?

公開日: 更新日:

 生物学類である。学類が3つある生命環境学群の中で唯一、AC入試枠を残している。「定員は3人と少ないですが、悠仁さまは余裕でそのハードルをクリアできる」と見ている。

■学校推薦型のデメリット

 AC入試は書類と面接によって行われる。書類の中で特に重要になるのが今までチャレンジしてきた活動や研究である。それを資料にまとめ、自己アピールするのだ。近年の生物学類合格者の資料テーマは「ウニ類の移動方向を決める要因」「ヤブガラシの生態」「センチュウの記憶と学習」……。悠仁さまは昨年11月、「赤坂御用地のトンボ相」という論文を発表。「高校生とは思えない水準」(東大理系教授)と評価も高く、「他大学のことをいうのは僭越だが、合格は確実ではないか」という。

 筑波大付属高校3年の悠仁さまがAC入試で筑波大を目指すメリットはもうひとつある。学校推薦型は一校から挑戦できる人数が決まっているため、同級生同士でその枠を争わなければならない。AC入試なら自身で完結できる。

「学校推薦型は高校側としても悩ましいんです。漏れた生徒からすると、なぜ彼が選ばれて自分がダメだったのかということになりかねない。悠仁さまをそうした立場に置くべきではないと思います」(前出の進路指導)

 もし筑波大のAC入試に臨んだ場合、合格発表は11月1日。世間の目を意識して大学選びに苦慮してきた秋篠宮家としてもその時間を短くするメリットは大きそうだ。

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