パリ五輪の金メダルラッシュで株価爆上げ一直線! 心強いリポートの中身と関連銘柄探し
メダル総数38個のロンドン大会は
今大会の金メダル数が10個以上だと、閉会式(8月11日、日曜)後の13日(火曜=12日は振り替え休日で休場)は、開幕前日(25日終値3万7869円51銭)より高値ということになる(あくまでジンクス通りだったらだけど……)。
日経平均が4万円だったら、上昇率は約5.6%だ。
「実はメダル総数も注目なんです。12年のロンドン大会は金メダルこそ7個でしたが、銀メダル、銅メダルを合わせた総数は当時の過去最高となる38個でした。連日のようにメダル獲得のニュースが流れ、日本全体のムードは盛り上がりました。経済へも好影響を与え、株価は5.2%もアップしています」(宅森昭吉氏)
自国開催だった21年東京大会(メダル総数58個)は例外として、16年リオデジャネイロの41個を超えられるかどうか。これが今大会の目安になりそうだ。
「金メダル2ケタ、メダル総数42個以上を達成したら、日経平均は年初来高値の4万2426円を突破するかも」との声が市場関係者から聞こえてくる。
■東京大会では餃子やネックレスが話題に
前回の東京大会ではさまざまな会社が話題に上った。海外選手が選手村で食べた料理をSNSなどにアップ。「これまでで一番の餃子」との投稿があり、いったいどこの餃子? と市場は関心を寄せた。その後、提供されているのは味の素の冷凍餃子だと判明し、同社は評判を呼んだ。
卓球の女子シングルスで銅メダルを獲得した伊藤美誠が身に着けていたネックレスも注目の的だった。磁気治療器を扱うコラントッテの商品だと分かり、同社株は一時、爆上げした。
プレスルームに置いてあったパンも世間を騒がせた。海外の記者がパクつく姿がSNSで流れ、「あのパンおいしそう」と話題に。商品名は書かれていなかったが、山崎製パンの「ランチパック」に似ていると株式市場で同社株は人気になった。