鹿児島県警vs県議会で不毛な攻防戦…情報漏洩事件「百条委員会」設置めぐり質疑8時間以上
警察内部の情報漏洩をはじめとした一連の鹿児島県警の不祥事を巡り、6日、鹿児島県議会で開かれた臨時の総務警察委員会。2日に公表された県警の「再発防止策」の実効性について疑問視する質問が相次ぐなど、出席した県議らと警察幹部との攻防戦が8時間以上にわたって繰り広げられた。
「前回7月の委員会も朝10時から始まり、午後7時までびっちりと続きましたが、今回も同様でした。県警が公表した再発防止策には警部補以下が本部長に直接進言できる『改革推進研究会』の設置などが盛り込まれていましたが、参加した県議らからは『これは策ではないですよ、単なる考え方』『(再発防止策の)目標やスケジュールを示さなければ説得力がない』『県警だけで改革案を進めるのは早急ではないのか?』などと否定的な質問が相次ぎました」(社会部記者)
■野川本部長はグッタリ…
そうした質問に対していささか“グッタリ”としながらも野川明輝本部長をはじめとして県警幹部らは真摯に「答弁していた」(同前)というが、県警幹部らが答弁し続けざるを得なかったのは、“ある理由”が存在するからだという。