鹿児島県警「情報漏洩事件」で元巡査に有罪判決…再発防止策は“絵に描いた餅”と疑問の声
鹿児島県警の情報漏洩事件。5日、鹿児島地裁は外部に捜査情報を漏洩したとして鹿児島県警の元巡査長・藤井光樹被告(49)に懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡した──。藤井被告は初公判で「警察組織を変えたかった」と情報漏洩の動機について語っていた。
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「藤井被告が外部に漏洩したとされる内部文書には『告訴・告発事件処理簿一覧表』のほか、事件記録の廃棄の推奨などを記述した『刑事企画課だより』などが含まれていました。この事件で巡査長の捜査資料の漏洩先として調査報道などを専門とするニュースサイト『ハンター』が今年4月に鹿児島県警の家宅捜索を受けました」(全国紙社会部記者)
■情報漏洩ではなく内部告発
鹿児島県警から家宅捜索を受けた「ハンター」の代表である中願寺純則氏に連絡を取ると、「判決については藤井被告がハンターの情報源だと認めたことはないのでノーコメント」としつつ、「ハンターが入手した告訴・告発受理簿一覧表のおかげで県警による不当な捜査が行われたのは事実です。情報提供は(漏洩ではなく)内部告発だったと信じています」と語り、こう続けた。