有明の反ワクチンデモは半数がバイト動員?暗躍するスカウト集団とトラブルに発展の懸念も
先週土曜日、9月28日の夕方近く。ゆりかもめの豊洲駅付近が異様な雰囲気に包まれた。小さな子供を連れた親子などが遊ぶのどかな公園が、黒ずくめの服、金髪、ピアス、タトゥーの10~20代の若者で埋め尽くされたのだ。全面禁煙の公園にたばこの煙が立ち込め、ビール缶やペットボトル、吸い殻が公園内や路上に散乱。一体何事か。
「彼らは新型コロナワクチンに反対する集団のデモ参加者です。3キロほど離れた有明駅前の公園から行進した後、豊洲でたむろしていました」
こう語るのは、反ワクチン集団などを観察しているライターの黒猫ドラネコ氏。デモは「WHOから命をまもる国民運動」主催のものだ。反ワクチンの連中は、そんなにガラが悪いのか。
「実はデモ支持者の一部が、参加するだけで高額報酬のバイトがあるとネットで告知したため、反ワクチン思想に興味のないカネ目当ての若者や外国人らが大量に集まったのです。バイト代はまちまちで1人5000円から2万円ほど。歌舞伎町のスカウト集団などが関わったらしく、多数のまとめ役が中抜きをした上で、自分が集めた参加者に支払っていたようです」(黒猫ドラネコ氏)