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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

アメリカ大統領選…妊娠中絶をめぐる戦いがハリスに勝利をもたらすか

公開日: 更新日:

 大統領選を目前に、人口妊娠中絶の可否をめぐる戦いがさらに激しくなっています。

 民主党候補のハリス氏は中絶容認派、対する共和党のトランプ氏は反対派です。

 投票日が近づくにつれ、現行のあまりに厳しい禁止法に対し特に女性や若者からの反発が強まる中、共和党の政治家の中には、票を失うのを恐れて、できるだけ問題から距離を置こうとする動きさえ出ているほどです。

 アメリカでは1973年から約50年間、中絶は憲法で保障された女性の権利でした。しかし2022年の最高裁判断で「中絶の可否はそれぞれの州議会に委ねられるべき」という判断が下されたたために、現在アメリカ50州のうち、保守共和党議会が権力を握る14州で、中絶は事実上の全面禁止となっています。

 中でも今注目を集めているのは、この春フロリダ州で施行された新たな法律です。この法では女性は妊娠6週間までの中絶が許されているとはいえ、事実上は全面禁止と同じです。なぜなら6週間までに妊娠に気づく女性は非常に少ないからです。

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