著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

「負けっぷり」を売りにするユーチューバーもいるが…損切り貧乏になってはいけない

公開日: 更新日:

 少し考えてみればわかるだろう。確かに利益は無限大かもしれないが、小さな損失を積み上げてしまう。いわゆる「損切り貧乏」だ。

 でも、投資歴の長いシニアならば、「こういった行為自体」に問題があることに、すぐに気づくだろう。それは「自分が買おう」と思った事実のことである。なかには「なぜ、上がりそうなものを買うのが悪いのか?」と疑問に思う人もいるかもしれない。

 しかし、為替や株というのは、いわば投資家心理の集合体。多くの人が思ったのと「逆方向」に動くのが常なのだ。

 買いたい人が買ってしまえば下がり、売りたい人が売ってしまえば上がる。そんなアマノジャク的な存在なのだ。だから、そんな投資家のひとりである「あなた」が、「買いたい」と思うということは、その分だけ「下げる確率」をアップさせてしまう。

 そうそう、私たちは「相場の肥やし」なので、そういう自覚さえ生まれれば、「逆神」から脱することができるかもしれない。

 うまくいけば、相場の世界に君臨する「逆神出身の神」として永遠にあがめられそうだ……。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  2. 2

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  3. 3

    大リストラの日産自動車に社外取締役8人が「居座り」の仰天…責任問う大合唱が止まらない

  4. 4

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  5. 5

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  1. 6

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 7

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 8

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  4. 9

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由

  5. 10

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ