自民・甘利明候補は“忘れ去られた元幹事長”…比例復活ナシで崖っぷちも演説に覇気なし
【神奈川20区】
甘利 明 75 自(前)
大塚小百合 44 立新
金子 洋一 62 維新
かつて大物として名をはせた候補が、ひっそりと選挙活動を行っている。
自民党の甘利明元幹事長は前回の衆院選で神奈川13区で出馬したが、「口利きワイロ疑惑」を払拭できず小選挙区で敗れ、比例復活。わずか1カ月で幹事長を辞任した。今回は新設された神奈川20区で挑むが、各種情勢調査で立憲民主党の新人に先行されるなど、劣勢が報じられている。
今月18日、神奈川県海老名市の相鉄線さがみ野駅前で行われた演説に、集まった聴衆は50人ほど。「成長に向かって邁進する日本をつくっていきたい」と経済の活性化を訴えたが、甘利候補のテンションは終始低めだった。前回の衆院選で「私がいなければ日本は立ち行かない。経済界は全員わかっている」と絶叫したことを思えば、かつての勢いは陰りを見せている。
■「本当の甘利明を知ってもらいたい」