自民・甘利明候補は“忘れ去られた元幹事長”…比例復活ナシで崖っぷちも演説に覇気なし

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 終了後、厳しい情勢について日刊ゲンダイが甘利候補を直撃すると、こう話した。

「新しい選挙区で直接私のことを知っている人は少ないですし、テレビでしか見たことがない人もいらっしゃる。イメージと実物のギャップがあるようです。ですから、本物はこういう感じということをしっかりお知らせして、本当の甘利明を知ってもらいたいなと」

 20日は小田急線相模大野駅前で演説。小泉進次郎選対委員長が応援に駆け付けた。

 集まった聴衆はおよそ300人。進次郎候補の到着前、甘利候補が「小泉進次郎さんを見に来られた方が多く、私目当ては3分の1程度かと思いますが」と話すと、通行人の男性から「そんなにいないぞ!」とヤジが飛ぶ。ここでも甘利候補のテンションはやや低めで、盛り上がりはイマイチだった。

 しかし、進次郎候補が到着しマイクを持った瞬間、聴衆が一斉にスマホを取り出し、カメラを向けた。素通りが多かった通行人も大勢が足を止め、駅前は騒然となった。甘利候補の存在感は薄まるばかりだった。

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