岸田前首相の「自民党に力を」連呼に国民ソッポ…“自民単独過半数割れ”の現実味いよいよ増す
衆院選の投開票(27日)まで1週間と迫る中、メディアの世論調査で、自民党の「単独過半数割れ」の可能性を指摘する報道が相次いでいる。
朝日新聞社は19~20日に行った電話とネットによる世論調査に加え、全国の取材網などの情報も加味して情勢を分析。それによると、現時点では「自民党、公明党の与党は過半数(233議席)を維持できるか微妙な情勢」で、2012年の衆院選以降、単独で過半数を維持してきた自民は「今回は割り込む公算が大きい」という。
日本経済新聞社による世論調査でも、「自民党は定数465の衆院の過半数にあたる233議席に届かない可能性がある」と報じ、FNNの調査でも「自民党の単独過半数は厳しい状況」と報じている。
長期間に渡って組織的かつ常習的に違法・脱法行為の「裏金作り」を繰り返してきた自民党。一部の裏金候補のみ公認せず、大半の候補は「お咎めなし」の状態で有権者に支持、得票を訴えているのだから、国民にとっては許しがたい話だ。単独過半数どころか、公明党との与党過半数さえも阻止したいというのが有権者の本音ではないか。