石破首相の「応援効果なし」が35選挙区も…逆に9候補が衆院選終盤に失速し情勢悪化
斎藤氏は9月に出馬を表明したばかり。立憲の泉前代表の秘書を2年務めただけという真っサラな新人で、知名度はゼロに近い。それでも世襲候補に肉薄するとは、東北でも吹き荒れる石破自民への逆風の強さを物語る。
石破首相の応援もむなしく、序盤の劣勢をはね返せない候補も含めると「効果なし」は【画像の別表】の35選挙区に上る。逆に応援入り後に優位な情勢に転じたのは、山口俊一元消費者相の徳島2区だけ。劣勢から接戦に持ち込んだのも、立憲の重徳政調会長と争う青山周平元文科副大臣の愛知12区のみだ。
いくら大半が接戦区や劣勢を強いられている選挙区とはいえ、これでは石破首相の応援は「逆効果」と言われかねない。最近は応援演説で「悪夢の民主党政権」と口にするなど、かつて批判した“アベ政治化”も目立つ。
すっかり独自色がはげ落ちた変節漢。26日は東京19、22、27、10、1、7、15の7選挙区を順に回る予定だが、応援に来られる候補者はもはや、ありがた迷惑と感じているかもしれない。
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自民への逆風は党3役や大臣経験者ら大物の選挙区でも吹き荒れている。関連記事【一覧画像】は現状、野党候補と接戦、あるいは劣勢に立つ大物リストだ。