自民「カルト議員」も国会から退場続出…牧原法相はボー然自失、“マザームーン”山本朋広氏も落選
鈴木エイト氏「ようやく民意が反映された」
旧統一教会トップの韓鶴子総裁を「マザームーン」と呼ぶほどズブズブだった山本朋広前議員も退場。選挙チラシで「カルトにNO!」を主要政策に掲げてイメージ刷新を図ったものの、街頭活動を公表せずにコソコソと動き回ったことがアダになった。エイト氏はこう指摘する。
「旧統一教会は関係の近い政治家の中でも、当落線上にいる候補者に戦力を集中投下し、押し上げてきた。そういう意味では、ようやく民意が反映されたと言えます。有権者の支持を得られない候補は落ちるべくして落ちた」
その点で腑に落ちないのが、比例復活で7選した山際大志郎元経済再生担当相だ。国内外で教団が主催したイベントに出席。韓鶴子総裁との対面など、接点が相次いで判明し、事実上更迭されたのは記憶に新しい。
「選挙運動もステルス戦を徹底。山際氏は旧統一教会と断絶していないとベテラン神奈川県議が告発し、離党する行動を起こしたものの、自民党は頰かむりを通したのです」(エイト氏)
逃げ切りは許されない。
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旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と自民党との癒着。20年にわたる統一教会との攻防を展開してきた鈴木エイト氏にインタビューを実施した。関連記事『【もっと読む】鈴木エイト氏が語る旧統一教会と政治家の“ズレ”…本質は「社会の見方が変わっただけ」』も合わせてどうぞ。