(70)「掃除機」はアタッチメント次第で全く使い勝手が違う 最近のトレンドは「床の拭き掃除」
しかし、この床拭きをアタッチメント一つで実現したモデルがあります。それが東芝のコードレスクリーナー、VC-SL130DS。アタッチメントの名前は「吸い拭き2WAYワイパー」。
名前を聞いてもピンとこないのには、笑えてしまいますが、細い吸い込みエリアの後ろに、拭き掃除用の雑巾などをセットできるアタッチメントです。このアタッチメントのポイントは拭き掃除用エリアの上下に設けられた赤いライン。実はこの赤いライン、ケバのある硬めの繊維で、ただ押し付ければ雑巾などもひっかけることができます。要は面ファスナーと同じ原理。
使ってみると、めちゃくちゃ楽。濡れ雑巾を床に置き、あとは拭くだけ。終わったらベリッとはがし、雑巾を洗い、干せばよい。雑巾に触れる機会は少ないし、腰も痛くなりません。
考えてみると、日本は便利なモノ大国。子どもでも掃除しやすい「コロコロ」「クイックルワイパー」などは、それなりの値段で楽に部屋を奇麗にできます。持っている人も多いでしょう。
「吸い拭き2WAYワイパー」は、雑巾だけでなく、ウエットティッシュ、クイックルワイパーなども付けられます。雑巾などは別途用意することが必要なので、同梱品だけでということにはなりませんが、これは使いやすい。
発売以降、だんだん認知度も高まっており、実際、このアタッチメントを、この掃除機を買う理由にする人も増えていると聞きます。家電の魅力は、本体機能だけではないのです。