石丸伸二氏「新党」の気になるポテンシャル 来夏の都議選に殴り込み、まさかの第1党獲得?
都民ファーストの票を食う
気になるのは、石丸新党のポテンシャルだ。小池都知事が立ち上げた「都民ファーストの会」がすっかり鳴りを潜めてしまった今、どれだけ議席をかっさらうか。
都議選は定数127。そのイスをかけて区部と市部、島部の42選挙区で争う。石丸氏が都知事選で獲得した各選挙区ごとの得票数と、前回2021年の都議選で当選した候補者の最低得票数を突き合わせたところ、石丸氏の票が上回ったのはナント、33選挙区。各選挙区に少なくとも1人は石丸新党から擁立すると、区部を中心に33人は当選する可能性がある。まさかの第1党も夢じゃない。
「都知事選で石丸氏を押し上げたのは主に無党派層、そして維新や国民民主党の支持層です。これから打ち出す政策次第では、『自民党も立憲民主党も嫌』という、既存政党に不信感を抱く層の受け皿に十分なり得ます。改革色を出してきた都民ファの票を中心に食われる結果になるのではないか」(都政関係者)
一方、躍進を阻む要因もある。
「石丸氏の知名度にあやかりたいだけの有象無象が集まるパターンです。きちんと人選しないと、頭数をそろえるだけになってしまう。ポスター張りなどの選挙のイロハのイも知らない人ばかりでも実務面で苦労する。何より、小池都政と対峙する新味を打ち出せるかどうか」(同前)
石丸劇場の「第2幕」は、まさかの展開が待っているかもしれない。
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比例東京ブロックで復活当選した自民新人の大空幸星氏は、都知事選後の石丸伸二氏と議論を交わし『(石丸さんの)下では働きたくない』と意見したことも…。●関連記事『【もっと読む】自民比例復活・大空幸星氏に“あの議員になる”懸念が…石丸伸二氏批判や大島麻衣“おばさん”発言で炎上の過去』で詳報している。