日常を忘れられる「たたずみ酒場」「瀑声」に耳を傾け燗酒をあおる異世界…「おんたき茶屋」は新神戸駅から歩いて15分、眼前の風景はまるで絵画

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スーツ姿の立ち寄り客も

 ビールを飲み干すと、また体が冷えてきたため、今度はワンカップの熱燗に差し替え。さらに、人気メニューの湯豆腐をオーダー。こちらは豆腐にチクワ、白菜が鍋に満載され、ボリューミーだ。醤油ベースのスープが疲れた体に染み渡る。燗酒との相性はバツグンだ。

 眼前に広がる絵画のような風景に目をやり、瀑声に耳を傾けていると、気付けば1時間ほどたたずんでしまった。

 店主の山口公子さん(72)によると、創業は1914年で、店の柱の一部は建設当時のものを使っているそうだ。

「お店では、税込み1100円の『ちょい呑みセット』も用意しており、スーツ姿のお客さまに利用していただくこともあります。新神戸発の新幹線の待ち時間で立ち寄っていただくケースが多いようです」(山口さん)

 スーツ姿で踏破するつわものがいるとは驚きだが、記者の足腰が弱いだけか……。飲酒後の下山時は、足元にお気を付けて。

●木曜が定休日だが、他に天候などによる休業がある。平日は午前11時~午後5時、土日祝日は午前10時~午後5時。
℡078・241・3484

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