「物流の2024年問題」に直面した鴻池運輸が、ドライバーの仕事量を画期的に減らした方法とは?

公開日: 更新日:

■日帰りで家族の元に

 さて、話は2024年問題に戻るが、同社はダブル連結トラックの導入はもちろん、倉庫でのロボットを使った荷積み、大阪と東京の中間である静岡県島田市にスイッチセンター(配送中継基地)を開設し、ドライバーがそこで交代して日帰りで家族の元に帰られるようにしている。また、日本の物流の90%がトラックに頼っており、これがドライバーの人材不足や長時間労働の温床となっていることから、モーダルシフトも推進している。

 モーダルシフトとは、従来はトラックが運んでいた荷物を環境負荷の少ない鉄道や船舶などを利用して運ぶこと。これもドライバーの負担軽減につながっているわけだ。さすがは誕生から140年を超える鴻池運輸。創業当時から従業員を大事にしてきただけのことはある。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    箱根駅伝で創価大も起用 ケニア人留学生の知られざる待遇

  2. 2

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

  3. 3

    中居正広「テレビから消える日」いよいよ現実味…女性トラブル示談金9000万円報道いまだ波紋

  4. 4

    中居正広“9000万円女性トラブル”報道で再注目 女子アナや芸人が暴露…テレビ局の“悪しき風習”

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    中居正広「申し訳ございません」ついに謝罪もSMAP再結成は雲散霧消…元リーダーが“終止符”を打つ皮肉

  2. 7

    《親会社変わってくれ》楽天OBが実名で痛烈批判! 創設20年で監督6人が1年でクビの「負の連鎖」

  3. 8

    【箱根駅伝】「予選会組」からのシード入りを阻む「高い壁」の正体…今大会は10組中たった2校だけ

  4. 9

    SNSを駆けめぐる吉沢亮の“酒グセ”動画…高級マンション隣室侵入、トイレ無断拝借でビールCM契約解除→違約金も

  5. 10

    中居正広“9000万円トラブル”で番組窮地…「今でも許せない」告発女性が反撃の狼煙