令和に懸念される「東大生」のブランドイメージ…彼らは尊敬される存在なのか?

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 もちろん男性東大生の中にも、同性の学生のセクハラ行為を苦々しく思っている自由記述もある。文系の東大男子には、特にそうした思いがあるようだ。ここ1、2年は、ジェンダーレスの動きもあるので、さらなる意識変化があるかもしれない。

 このままでは、理工系東大女子の増加は望めないだろう。新たに女子枠入試を実施し、意図的に理工系東大女子の増加を図る以外にない。

 ただ東大がこのような調査を実施し公表した自体は、高く評価されるべきではある。昨年9月21日に東京大学大学院経済学研究科松井研究室の企画「性暴力被害とは何か ~刑法性犯罪の大幅改正と私たちの今~」もその流れにあるのであろう。ちなみに、東大に限らず、「大学生のための性暴力救援ネットワーク(Network of Sexual Violence Victim Assistance, NOSVVA)代表・島根大学の河野美江教授が監修する「性暴力救援サイト」も活用できそうだ。

(木村誠/教育ジャーナリスト)

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