「すき家」はネズミ混入ショックで一時閉店も…“牛丼離れ”できない庶民生活のリアル
それでなくても物価高で家計が汲々という会社員にとって、今やラーメン1000円もザラという外食ランチは厳しくなっている。
実際、マイボイスコムが先月公表した「昼食」に関するネット調査によると、平日の昼食の予算は、自炊派で「300円以上~500円未満」、外食派でも「700円以上~1000円未満」の比率が最も高い。生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏はこう話す。
「ネズミ混入はショックが大きすぎて、一時的に外食、牛丼を控える動きも出るでしょう。でも牛丼の“並”が400円台というコスパは魅力的。飲食店も値上げが続く中で、戻ってこざるを得ないのでは。きれいな商業ビルの高級レストランでランチができる富裕層はいざ知らず、自炊する時間的余裕と、経済的余裕もない人たちにとって、牛丼は限られた選択肢のひとつですからね」
みそ汁を付けても500円台で食べられるのは、実にありがたい。それが庶民のリアルだ。