タニタ 次は何?体重計だけじゃない「はかり」知れない多角化
この春はダイエットに挑戦するぞ! そんな人たちに欠かせないのが体脂肪計。この体脂肪計を世界で初めて製造・販売したのが実はタニタだ。1992年に業務用を、その2年後には家庭用の体脂肪計付きヘルスメーターを発売している。
そして、タニタといえば社員食堂が有名だが、「お腹いっぱい食べても痩せる」というのは本当だろうか?
「社員食堂では1つの定食当たり500キロカロリー前後、塩分3グラム以下のルールで作っていますが、野菜を大きめにカットしたり、噛みごたえを残した調理をしたりすることで、満腹感を得られやすい工夫をしています。また、ダシを利かせたり、スパイスや香味野菜で味にアクセントを加えたりすることで、塩分を抑えても味気なくならない。これを食べ続けることで結果的に『おいしく食べていたら知らないうちに痩せていた』という社員もいました」(広報担当者)
実に誤解が多いが、肥満の基準は体重の多い少ないではなく、「体に占める脂肪の割合」で決まる。朝食を抜いたり、その分を補うために夕食を食べ過ぎては、わざわざ太りやすい習慣をつくっていることになるそうだ。