「UNIQLO」という社名はスペル間違いが発端だったのは本当?
UNIQLO(ユニクロ)という社名は「間違い」からできたというのは本当なのか?
「実は、1号店出店時(1984年)のロゴは、UNICLOでした。それから4年後、香港で現地の人と合弁で商品のバイイング会社を設立しようとしたとき、その人が登記する際にCをQに間違えてしまったとのことです。字体をみたら、Qのほうが格好よく、『それなら日本の店名も全部変えてしまおう』と判断し、UNIQLOに変更したのです」
こう話してくれたのは、親会社ファーストリテイリングの坂口さん。1988年のことだ。
本来のスペルは「UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE」。ユニーク(独自の)・クロージング(衣類)・ウエアハウス(倉庫)だ。ちなみに、ファーストリテイリングの英語表記も「FAST RETAILING」だから、正しくはファストリテイリングになる。
また、ユニクロの“あるある”としては、透明なサイズシールのはがし忘れがある(LLLL……といった表示のやつ)。値札の取り忘れ同様、同僚女子から指摘されてはたと気づく、ちょっと恥ずかしい瞬間だ。もう少し目立った方がはがし忘れの防止になるが、これは商品の色が分かりやすいように、あえて透明にしているのだという。
逆にジーンズなど色が濃いボトムスには、はっきりと見えるよう白地のシールも使用している。
カジュアルファッションの王道も、意外と分からないことだらけだ。