【表あり】株価爆上げ相場の“主役” 海外投資家がこれから狙ってくる77社を一挙公開!
外資系の証券会社が「強気」な銘柄群
海外投資家が参考にする機会の多そうな外資系証券や調査会社を中心に探ってみた。1月中旬から2月上旬にかけてレーティング(強気や弱気など投資の判断材料)を変更したもののなかから、「前向き」な銘柄をピックアップした。目標株価が設定される場合もある。具体的な株価は投資初心者には参考になりそうだ。
たとえば電機大手のNEC。先週末(9日)の株価(終値)は9493円だった。年初(1月4日)の終値は8470円に過ぎなかったので、すでにかなり上がり、上昇率は12.1%にもなる。
投資に慣れていないと、「わずか1カ月余りでこれほど上昇したら、さすがにしばらくは上がらないのでは……」と思いがちだが、外資系証券は強気だ。
■投資初心者は参考にしたい「目標株価」
世界中で金融サービスを展開するマッコーリー(本社オーストラリア)が設定したNECの目標株価は1万300円。金融市場で存在感の高いUBS(本社スイス)は何と1万2700円(9日終値から33.8%アップ)を目指している。巨大金融グループはまだまだNECの株価は上昇していくと読んでいるのだ。
「証券会社によって目標株価はマチマチです。国内勢が高く設定しているケースもあるし、その反対だって少なくありません。あくまでメドですし、証券会社の思惑も絡むでしょう」(市場関係者)
目標株価をうのみにしてはいけないが、投資情報のひとつとして頭に入れておいて損はない。
非鉄大手の三井金属の株価(9日終値)は4388円。外資系の目標株価は「4550円」「5090円」「5100円」など。1社は「6000円」と設定しているので、上昇率は36.7%に達する。