経団連首脳人事は「人物よりも企業」の色合いが一段と濃く…平岩、御手洗時代とは様変わり

公開日: 更新日:

官界通(以下=官) 5月末の経団連総会で新しく副会長になる4人が決まったが、財界の評価はいかがだ?

財界通(同=財) あまり話が出ないね。退任する副会長の後任を「まだ社長業が多忙だから」として出せないとか、亡くなった副会長の後継者が引き継ぐとか、企業の内情が先にあって「話題性なき人選」というところかな。

政界通(同=政) 話題性でいえば、トヨタ自動車の豊田章男会長(67)が今回も入らなかったことを強調したメディアがある。

 それは取材不足というか、豊田氏に話も聞いていないのだろう。豊田氏は社業や自動車業界の課題には誰よりも意欲的だが、「財界活動」には興味がない。経団連にはトヨタの資金力や組織力に期待し、豊田氏の会長就任に期待するむきもいるが、内々に打診しては断られ続けたのではないか。

 ソニーグループの吉田憲一郎会長(64)の副会長就任を取り上げたメディアが目立ったが?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情