自民・平井卓也広報本部長は上級国民のくせにセコすぎ…“脱法税逃れ”にフジ番組で居直り
「政治資金規正法違反でも税の違反でもない」──。自身が代表を務める政党支部に寄付し、税控除を受けたと認めた自民党の平井卓也広報本部長が2日、フジテレビ系の番組に出演。「税理士に聞いたら控除が受けられるということだった」と釈明し、法令違反に当たらないと強調した。
平井氏は2020年に1000万円、21年に500万円を政党支部に寄付。所得税の一部を控除されたと報じられた。
租税特別措置法では個人が政党などに寄付した場合、寄付額の約3割が税額控除されるか、課税対象の所得総額から引かれる。政治家が自身の政治資金管理団体や後援会に寄付する場合は寄付者に「特別の利益」が及ぶとして寄付金控除の対象にならないが、自ら代表支部を務める党支部への寄付に限っては、その限りではない。この抜け穴を利用して厚かましくも居直ったのが、平井センセー含め自民党執行部の面々である。
平井氏は番組内で事実関係を認めたが、「法律でダメというふうにしないと、同じようにされている議員はたくさんいらっしゃると思うので、ルールを作るべきと思う」と自分の“脱法税逃れ”を棚に上げた。悪びれないのは「常習犯」だからだ。