新NISAを始めたけれど停滞ムードで不安…「株価4万円」はいつ回復する?
仕込むなら電力関連が狙い目
どんな銘柄が狙い目か。
「世界的に鉄道が注目を集めています。脱炭素化の流れが背景ですが、この分野に強い日立製作所は、日経平均が低迷している5月下旬に上場来高値を更新しました。日立は鉄道をはじめとする社会インフラ、AIなど稼げる企業になっています。株価は1万6000円あたりまで上昇していますが、いまの勢いだと2万円も夢じゃありません」(倉多慎之助氏)
今年初めの株価は1万円水準に過ぎなかったから、半年足らずで1.5倍超。2万円を目指すなら保有していて損はない。
「電力絡みも株高になりそうです。グーグルやアマゾンなど世界的なIT企業が次々と日本にデータセンターを建設しています。大量の電力を使うので安定した供給が求められます。関連企業は狙い目でしょう」(倉多慎之助氏)
日立製作所のほか、住友金属鉱山や住友電工、九州電力、北海道電力あたりが関連銘柄となる。
新NISAで人気の銘柄をいまのうちに買っておく手もある。株は人気投票と同じで、買う人が多ければ株価は上昇していく傾向が強いからだ。
NTTや三菱重工、アステラス製薬、三菱UFJフィナンシャル・グループなどが人気上位。仕込みの好機かも。