裏金自民に衝撃!東京都議補選「2勝6敗」の大惨敗…ステルス支援の都知事選勝利ふっ飛ぶ
地方からの「岸田降ろし」がますます顕著に
4月の衆院3補選で全敗して以降、自民は地方選挙で連戦連敗の流れが続いている。
都知事選での小池氏勝利は自民の勝利にはカウントできない。都議補選の大惨敗は、岸田政権の今後に影響を与えるのは間違いない。
「自民党イコール地方組織と言ってもいい。地方組織がしっかり選挙運動をやって支えていることが自民の強さ。ところが地方選挙で負け続け、屋台骨が揺らいでいる。深刻なのは、地方組織が選挙運動の手を抜いているわけではなく、ポスターを貼らせてもらえないなど、自民への嫌悪感が広がっていることです。地方の怒りはますます中央へ向かう。総裁選での岸田首相の再選は厳しくなる。地方からの岸田降ろしが顕著になるでしょう」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
立憲民主党も振るわず、3選挙区に擁立し、獲得は1議席。共産は4区で全敗。維新も2区でゼロ。一方、都ファは小池効果か、4区で3議席。諸派と無所属が計3人当選した。
都議補選にも既成政党不信の影だ。
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都議補選の告示日の6月28日、自民党都連会長を続ける萩生田光一氏は地元・八王子市に現れていた。日刊ゲンダイの直撃取材でのやり取りは、関連記事【もっと読む】萩生田・自民都連会長が逆風下に地元八王子に現れたワケ…厳戒態勢の都議補選初日に直撃 で詳しく報じている。