小林鷹之氏「総裁選出馬会見」は拍子抜け…報道陣150人詰めかけるも、裏金議員に“忖度”
「生まれ変わると言うのなら、当然、裏金事件の徹底調査をイの一番に掲げるべきです。ところが、ほとんど言及しないのですから、ヤル気がないのでしょう。それに、全体を通して発言が抽象的で、これまでのアベスガ岸田政治と何が違うのか分からない。要するに、刷新とは名ばかりで、何も変えないと宣言したも同然。古い自民党政治と何ら変わらない印象です」
小林氏が裏金事件の解明にここまで消極的なのには理由がある。
「小林さんを支援するのは、組織的な裏金づくりに手を染めた安倍派の議員が多い。あまり厳しい態度を打ち出し過ぎると、彼らの不信を買ってしまい、下手をすると支援してもらえなくなる可能性もある。だから、トーンを抑えざるを得ないわけです」(官邸事情通)
裏金議員に“忖度”しているのだから世話はない。勇ましい「鷹」とはかけ離れた姿だった。
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