小泉進次郎の自民総裁選出馬に暗雲…「3つのネガティブ材料」で“客寄せパンダ”に急激な引き潮

公開日: 更新日:

「今後については真剣に考えて判断したい」

 18日横浜市の自民党神奈川県連で会見した小泉進次郎元環境相は総裁選への出馬について問われ、こう話した。世論調査では「次の首相」の上位常連で「ポスト岸田」の有力候補として注目を浴びるが、ここへきて暗雲が漂い始めている。

 原因は、3つのネガティブ材料。まず、進次郎の背後に2人の首相経験者の影がチラついていることだ。1人は森元首相である。

「森さんは進次郎さんを担ぐことで、バラバラになった安倍派の一部を結束させようと画策しているようだ。しかし、森さんの存在が前面に出れば進次郎さんのイメージ悪化は必至。安倍派内に一定数の『進次郎シンパ』がいるのは事実だが、支援取りまとめのために森さんを頼ろうものなら、進次郎さんは終わりだ」(安倍派議員)

 もう1人は、進次郎の支援を決めたとみられている菅前首相だ。

「当選9回で重鎮の菅さんは無派閥議員を中心に影響力があるのは確かだ。しかし、彼自身は『古い自民党』の象徴とみられても仕方ない立場で、『刷新感』を売りにしたい進次郎さんにとってはマイナス。菅さん本人も気にしています」(菅前首相に近い自民党議員)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動