売店従業員ハサミ紛失で新千歳空港が大混乱…責任どこに? お盆Uターンラッシュで4万人に影響
欠航や遅れにより、利用客は旅程の変更を余儀なくされた。翌日以降に予約を振り替えたり、新幹線の切符を購入して東京に向かう旅行客もいた。前日16日も台風7号の影響で新千歳空港と羽田や成田を結ぶ100便以上が欠航したが、今回は明らかに「人災」だ。
■ハサミを紛失した経緯については引き続き調査
個別の補償や責任の所在はどうなるのか。
「それはこれからです」と北海道エアポートの担当者はこう説明する。
「お客さまが航空会社からどういうチケットを購入しているか。通常は現地まで送り届けることが目的で、時間については約束していません。とはいえ、今回のケースは原因がはっきりしていますので、社内で協議します。個別に対応するかについても協議中です」
ハサミを紛失した経緯については引き続き調査を進めるという。
「こんなケースは聞いたことがありません。安心安全を第一に考えていますので、起きてしまったことへの対応としてはこうするしかありませんでした。もし何か起きたら取り返しがつかないので100%安全を確保したうえ、再度全員の検査を行い、再開しました。今後はこういったことが起こらないようにするためにはどうしたらいいか、そこに尽きます」(北海道エアポート担当者)
何もなかったから良かったものの、ただでさえ旅行帰りでクタクタの中、空港売店の管理ミスで足止めをくらい、振り回された利用客はたまったもんじゃない。