沖縄の不動産バブルいつまで続く? 那覇の坪単価は東京23区も顔負け、億ションまで出現
不動産価格の高騰は東京都や大阪府といった都市部だけでなく、郊外にも広がっている。その一つが沖縄県だ。県内の地価が前年比プラス4.9%になり、上昇率全国トップと騒がれたのが昨年9月のこと。局所的には国交省が今年3月に発表した地価公示で、リゾート開発に沸く離島の宮古島の上昇が目立った。
沖縄県不動産鑑定士協会が6日に公表した半年ごとの県不動産市場DI(景況感指数)リポートによると、24年5月時点で住宅地、商業地ともにプラスで上昇感が拡大。
不動産アナリストの長谷川高氏はこう話す。
「大手ディベロッパーが手掛ける那覇市内の好立地の新築マンションは坪単価500万円を超えるものが出てきており、東京23区も顔負けの金額です。ずいぶん以前から沖縄に移り住む人が増えていますが、直近でここまで価格が上がったのはつい最近のことです。この間、沖縄に移住した知人は、築3年の中古マンションを坪単価200万円ほどで購入しています。20坪で4000万円と東京近県とほぼ変わりません」
沖縄の夏は、連日の猛暑に見舞われている東京に比べていくらか涼しい点も魅力だという。