日経平均が今年3番目の下げ幅…9.4株価暴落は「石破茂NO」のメッセージか?

公開日: 更新日:

 石破発言を受け、他の総裁選候補は、「貯蓄から投資への流れに水を差すような議論をするタイミングではない」(小泉進次郎元環境相)、「これまでの取り組みと逆行する」(小林鷹之前経済安保相)、「少なくとも今ではない」(河野太郎デジタル相)と、一斉批判。石破氏は「課税強化は一部の富裕層に限定すべきだ」という趣旨に微修正した。

 経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「石破氏は総裁選でトップランナーのひとりとみられていますから、マーケットは石破氏の発言をそれなりに意識する。今のような重たい相場の時はなおさらです。3年前の岸田氏は金融所得課税の強化をやれなかったが、石破氏なら本当にやってしまうのではないかと警戒している。マーケットには『自民党は財界におもねってきた政党なので、株式市場に不都合なことはしないだろう』という潜在意識がありますからね。もっとも、富裕層と持たざる者の格差は拡大している。富裕層への資産課税により再分配機能を強化するのは、今の日本にとって適切な対応だと思います。ただ、自民党でそれを実行するには、よほどの胆力がないとできないでしょう」

 さて石破氏は、金融所得課税の強化を主張し続けられるのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ