自民都連も「裏金」に手を染めていたのか…選挙戦スタート直後“もうひとつの疑惑”噴出の不穏
新潮によると、裏金づくりのスキームは、都連や都議会自民が開催したパーティー券の販売ノルマ超過分を議員側が中抜きし、裏金化するといったものだ。自民党派閥のみならず、都連も手を染めていたのか。ある都連OBはこう言う。
「都連と都議会自民のパーティーは、それぞれ1年おきに開催されます。都議の販売ノルマは100万円で、役員は数十万円が上乗せされる。足がつかないようにするためでしょう、支払いは現金のみでピン札しか許されません。中には、ノルマ超過分のキックバックを受けていた都議もいたかもしれませんが、多くは中抜きだった。ただ、ノルマ以上売れるのはベテランだけで、借金してノルマ分を支払う若手もいた。中には、パー券を安売りして売り上げをそのまま懐に入れる都議もいたようです」
別の都連OBは「区議、市議レベルにも10万円のノルマがあり、納めると夏と冬に5万円ずつ交付金が支給された」と言うから、キックバックらしき慣習があった可能性もある。
「派閥裏金がメディアを賑わすようになった昨年秋以降、都議会では『都連裏金の話もいずれ出てくる』と噂になっていました。既に、複数の都議会自民関係者が検察の聴取を受けたともいわれている。今後、事が大きくなるのではとみられています」(都議会関係者)
また、裏金が飛び出せば、今度こそ自民党は終わりだ。
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今年3月には、自民党京都府連の“裏金づくり”の手口が発覚。●関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。