自民ベテラン“ドサクサ駆け込み世襲”に批判続出!桜田義孝元五輪相は長男内定まさかの失敗
はたしてプラスに働くのか──。首相就任からわずか8日後に「衆院解散」という最速総選挙に突入する永田町。ドタバタ解散のドサクサに紛れ、自民党のベテラン議員が引退表明し、後継者として子息が名乗りをあげるケースが相次いでいる。
根本匠元厚労相(73)は9月29日、次期衆院選の不出馬を表明。その4日後、福島県連は長男の拓氏を、父の地盤である福島2区に擁立する方針を決定。
千葉8区を地盤としている桜田義孝元五輪相(74)も9月30日に引退表明し、千葉県連は10月1日に候補者の公募を開始。柏市議をしている義孝氏の長男が、その日に申し込み、公募は3日で終了。
東京16区選出の大西英男衆院議員(78)も9月24日に引退表明し、すでに地元支部は英男氏の次男を擁立することを決め、都連に上申したという。
解散総選挙の直前に「引退表明」が相次ぐ理由は明らかだ。自民党のルールでは、引退する現職が親族を後継に据える場合「公募」を行うように決められている。
しかし、選挙の直前に引退すれば、公募を行っても十分な選考時間を確保できず、結果的に親族が後継に決まりやすいからだ。