マツダ CX-80公道初試乗!例の“足硬”問題はどうなったのか?
マツダは今回、情報伝達性を大事にしたのだ
かく言う筆者も一昨年乗ったが、最初にテストコースの良路面で乗った時は気づかなかった。しかし一般道、特に路面に鉄製の継ぎ目がある場所では一定の硬さを感じた……ここが難しいところだが、マツダはこの硬さをあえて許容した部分がある。
一般的に高級車ほど足は柔らかめになり、振動を伝えなくなるが、最近のマツダ車は違う。不快な音や振動はなるべく抑えるが、特に長距離運転する場合、人間はある程度路面からのフィードバックを必要とすると考える。
運転とは教習所で習ったはずだが、認知→判断→操作の順にステアリングやアクセル操作を行う。そのためには適度で良質なインフォメーションが必要であり、今回マツダは、情報伝達性を大事にした。ある種のステアリングのダイレクト感や感触を大事にし、路面の情報をある程度伝えるセッティングを選んだのだ。
しかしその設定が攻めすぎていたのだろう。特に路面からの大きな入力、つまり凸凹路面で指摘される硬さになっていた。