東京メトロはなぜ、ロンドン市営地下鉄の運営を受注できたのか? 意外に豊富な海外鉄道ビジネスの実績

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 英・ロンドン交通局が日本時間11月19日、来年5月からロンドン地下鉄の「エリザベス線」の運営業務を東京メトロや住友商事などの合弁会社に発注すると発表した。

 東京メトロが自社路線以外の運行を担うのはこれが初めてのこと。鉄道会社が自社以外の路線を担当、それも海外の地下鉄を運営するという非常に珍しいニュースだが、そもそも、なぜ東京メトロは外国の仕事を受注できたのだろうか?

 鉄道に詳しいライターの小林拓矢氏は、「鉄道会社がほかの会社の路線を運営することは、戦時中に相模鉄道の運営を東京急行電鉄が運営するということがありました。また、神戸高速鉄道のように、車両や乗務員を他社が担うケースもあります」と言い、外資である東京メトロがイギリスの事業を受注できた背景について語る。

■日本の会社が担うということには何の問題もない

 地下鉄ともなると、それこそ安全保障にも関わりそうな事業であり、それを外資に任せるのは少々大胆すぎるようにも思える。だが小林氏は、イギリス側の考えに理解を示した。

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