「103万円の壁」引き上げ交渉決裂の案の定…自民は「公党間の約束でも平気で反故にする」嘘つき集団
今回も2024年度補正予算案が17日の参院本会議で成立する見通しとなったため、自公は強気になったのだろう。「したたか」と言えば何となく賢い、策略家のようなイメージだが、その本質は「公党間の約束でも平気で反故にする嘘つき政治家集団」に過ぎない。繰り返されるその姿を見た国民もいよいよ、この狡猾集団の実体に気づくのでは。
不思議なのは、新聞やテレビが自公のこうした無責任な姿勢を批判的に報じないことだ。
とりわけ自民の交渉役となっている宮沢洋一党税制調査会会長(74)については、「東大法学部を卒業し、ハーバード大学行政学大学院を修了したインテリ」「宮沢喜一元首相の甥」などと紹介しつつ、「ラスボス」などと大物感たっぷりに伝えているが、2014年に資金管理団体「宮沢会」が広島市内のSMバーに政治活動費を支出していたことが報じられた人物。
2010年分の政治資金収支報告書で、下着姿の女性をロープで縛り、客もSMショーに参加する形式だったバーに1万8230円を支払っていたことが発覚、大騒ぎになった。当時、「店には行っていない」として自身の関与を否定した宮沢氏だが、国民民主にすり寄りつつ、突き放すのはある種の「じらしプレー」なのかと勘繰りたくなる。