萩生田光一氏ニタリ?自民党東京都連の裏金疑惑から「逃げ切り」の公算…都議会自民は会計担当職員を立件へ
都議会自民と都連の裏金疑惑をめぐっては、神戸学院大教授の上脇博之氏が規正法違反容疑で東京地検に告発状を提出。捜査に着手した特捜部は昨年末、都議や会派職員の任意聴取を重ねていた。都議会自民については、会計担当職員の立件が浮上しているが、「バッジ」を上げられるかどうか。情勢は微妙だという。
■代表者と会計責任者を総取っ換え
「派閥の裏金事件では、3000万円超の裏金づくりが判明した旧岸田派の会計責任者が有罪となったが、都議会自民は政治団体の代表者と会計責任者をほぼ毎年総取っ換えしていて収支報告書の責任の所在が曖昧。都議1人当たりの裏金も多額とはいえず、目こぼしとなる公算が大きくなっています。都連についても『第2の裏金事件』として捜査が進められてきた。裏金を約2700万円もつくった旧安倍派幹部の萩生田氏が幅を利かせており『本丸』として立件を目指してきましたが、こちらも雲行きは怪しくなってきた」(捜査事情通)
都連は都議会自民より一足早い昨年末、22年と23年の収支報告書について計832万円のパー券収入不記載があったとして訂正した。