溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

１９４２年７月５日生まれ。早大政経卒　徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第２５回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』（２０１１年）がベストセラーに。

分裂山口組で双方が「3つの和解案」を模索し始めた

公開日：2016/09/12 17:00　更新日：2016/10/17 04:37

　山口組の組員であって、今の分裂・対立状態が正常だと考える者はごく少数だろう。どちらの派に属していようと、組員の多くは一刻も早く両派が和解し、再統合してほしいと願っている。抗争含みの現状では日常のシノギもままならないからだ。

　和解と再統合の条件だが、神戸山口組の織田絆誠若…

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