主導権を握った“透視力”のない者がはしゃいだ真珠湾攻撃
太平洋戦争に至る道筋を丹念に見ていくと、軍事指導者の中で歴史的な透視力を持つ者と持たない者との差が歴然としてくる。昭和10年代の日本の不幸は、透視力のない者が主導権を握ってこの国を差配したことであった。私のいう透視力の意味は、現実を分析する能力があるか否か、ということだ。
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