著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

ヨーロッパでは国家総力戦の実態が露骨になっていった

公開日: 更新日:
チャーチルは「やむを得ずこの戦争を始めた」と演説した(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 この第1次世界大戦では、人類史の上でいくつかの変化があった。例えば各国が参戦を決めていくプロセスは、際立った戦争目的があるわけではないのに、開戦が伝えられると国民は興奮と支持で街頭に出てきた。ベルリンやウィーンでは人々が街に出て、「愛国歌を高唱し、皇帝への歓呼が繰り返された。ま…

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