巨人1位・石塚裕惺 野球好きの両親が施した多種多様な「英才教育」…体操、水泳、英語、トロンボーンにソロバン
石塚裕惺(巨人1位/花咲徳栄・18歳・内野手)
石塚は野球好きの両親の元で生まれ育った。
千葉県出身の母・明世さん(47)と埼玉県出身の父・康直さん(49)の出会いは都内の大学の野球サークルだった。
「家では巨人戦のテレビ中継が流れていて、兄と弟は少年野球チームに所属していました。私も本当は野球をしたかったけど、泣く泣くサッカーを始め、中、高はソフトテニスに専念。高校時代は関東大会に出場したのが最高成績でした。選手としてはやり切ったから、大学ではサポート側に回りたくて、やっぱりまだ野球が好きだったのでマネジャーとしてサークルに参加したんです」(明世さん)
康直さんは大宮南高(埼玉)で白球を追い、大学を経て食品商社に就職。一時は野球を中断したが、仕事に慣れ始めた社会人3年目ごろから地元の草野球チームで汗を流した。
2人は2004年に結婚。千葉県の八千代市内で2人兄弟の長男として石塚が生まれた。
康直さんは息子にどうしても野球をやらせたかった。「最初はやるように仕向けた感じです」と、こう続ける。