保阪正康作家
１９３９年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件
御前会議以降、東條英機を説得するために近衛文麿は皇族を使った
公開日： 更新日：
御前会議の決定以降、近衛内閣は交渉妥結を目指して極めて精力的に動いた。近衛自身、天皇の意思を十分に確認したのだから、とにかく前に進む以外にない。
「敵」は2つの勢力だ。ひとつはアメリカ側を納得させて、国交を維持し続けること。もうひとつはひたすら開戦を既定の事実としている大…
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