矛盾に満ちた日本の対満州政策 二重構造のもとでそれぞれがそれぞれの思惑を
![宮崎滔天(C)国立国会図書館所蔵画像/共同通信イメージズ](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/329/124/27266a2065fd7289d17b92d341fd8f5620230914131043793_262_262.jpg)
孫文は日本政府が段祺瑞政府に肩入れすることは、中国の人々を裏切ることだと日本国内の有力者を口説いた。もっとも孫文自身は中国で密かに第三革命の準備を進めているので、腹心の者が日本を訪れて説得にあたっている。腹心の者とは例えば張継や殷汝耕であった。1917年の終わりから18年の初め…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,158文字/全文1,298文字)
初回登録は初月110円でお試し頂けます。