東京15区補選で“小池印”にすがる自公…都ファ擁立の乙武洋匡氏に相乗りでも現場は脱力気味
しかしながら、乙武氏の評判はいまなお微妙だ。8年前にゲス不倫が発覚し、自民党公認での参院選出馬は立ち消え。公明党の集票マシンである創価学会女性部がその手の醜聞を忌み嫌う上、自民の現場も脱力気味だ。
「不満足感が漂っています。そもそも乙武さんは、対立候補だった木村弥生前江東区長(公選法違反で公判中)を支援していた。投票を呼び掛けようにも、支援者に説明がつきません」(地方議員)
当時の木村氏の選挙ポスターには「木村やよいさんの政策に賛同しています!」として、乙武氏の名前も刷られていた。
「想定候補の名前を並べた情勢調査で乙武氏の数字が悪くなかったとも聞きますが、どうなるか。秋元氏と維新候補などの間で保守票を取り合い、自民票が割れる可能性もある。そうなれば、江東区長選で善戦した酒井氏が浮上する展開は十分あり得る」(鈴木哲夫氏)
国民民主党は乙武支援の公算大。立憲を軸に共産などがまとまれば、面白い戦いになりそうだ。