米トランプ大統領を「平和を愛し、温かい心を持つ」と評した安倍昭恵氏の眼力は「慧眼」か「節穴」か
■トランプは時々挑発ではなく、しょっちゅう挑発している
昭恵氏は先週21日に台北市で開かれたハリファクス国際安全保障フォーラムで講演。その際、トランプ氏についてこう評したと報じられ、SNS上で今も話題となっている。
「言葉は時々、挑発的だが、本性は平和を愛し、温かい心を持っている」「(トランプ氏が)何を変え、世界がどう対応するのか楽観的に見てみたい」
昨年12月、石破茂首相(67)よりも早く米南部フロリダ州にあるトランプ氏の私邸を訪れ、トランプ夫妻と面会した昭恵氏。1月の大統領就任式後に開かれた祝賀集会にも出席したと報道されるなど、近しい関係にあるのだろう。世間一般では知られていないトランプ氏の「秘密の横顔」を理解しているのかもしれないが、ネット上ではこんな声が広がる。
《本気で平和を愛しているのであれば、グリーンランドよこせとか言わないだろ》
《温かい心があるなら、ガザ地区の住民を強制移住させるようなバカげた提案はしない》
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