立ち往生する石破政権に旧安倍派が大暴れ…“歩くヘイト”杉田水脈氏頼みで自民党は衰退の一途
高市早苗氏が舌なめずり
そんなデタラメ西田議員が「ポスト石破」に推すのが、昨年の総裁選で推薦人として支えた高市早苗前経済安保相。「総裁選の党員投票で一番多かったのは高市氏だ。そういうことも含め、もう一度、党内議論が必要ではないか」とブチ上げた。無論、安倍元首相の後継者を自負する高市氏はまんざらでもないだろう。
反省ゼロの旧安倍派は巻き返しに躍起だ。「歩くヘイト」と言っても過言ではない杉田水脈前衆院議員の参院選公認(比例代表)にこぎつけた。数々の差別言動で法務当局から人権侵犯を認定された上、裏金を1564万円もつくって役職停止6カ月の処分を食らった問題人物。総選挙は出馬辞退に追い込まれ、政倫審から逃れた。マサカの復帰の背景について、朝日新聞(12日付朝刊)はこう書いていた。
〈執行部が擁立を決めた背景には、票を上積みできる期待とともに、安倍派元幹部らの要請があったとみられる。首相は消極的だった模様だが、最終的には押し切られた〉
「陰の総理」と呼ばれる森山幹事長が「足して2で割る」采配をしたもようだ。
「森山幹事長は先月中旬、旧安倍派5人衆に数えられる萩生田光一元政調会長と会食した。福田達夫幹事長代行が仲立ちとなり、執行部批判を展開する萩生田氏との関係修復を図ったわけです。そこで安倍最側近を自任する萩生田氏が杉田公認に水を向けたともっぱら。杉田氏はいわば安倍元総理の秘蔵っ子ですし、岩盤保守層の集票を当て込んでのことですが、党内では〈かえって票を減らす〉と批判の声が上がっている」(与党関係者)
口を開けば嘘デタラメの杉田氏の利用価値があるとすれば、ヘイト票集めくらいだろう。マトモな有権者はア然だ。
◇ ◇ ◇
デタラメばかりの自民党だからか、党員が6万人も減り衝撃が走ったばかり。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。