滋賀・彦根市長選で“石丸伸二ベッタリ”現職まさかの落選…「再生の道」に“NO”突き付けられ都議選と参院選に黄信号
企業経営者出身の和田氏は財政再建に加え、彦根市のブランド力を向上し「稼げる町」を目指すなど、経済政策メインで訴えてきた。
「財政健全化を理由に丁寧な議論がないまま地域の児童館を廃止するなど、和田氏の市政運営が経営者っぽすぎるという批判も市民から聞かれた。石丸氏と同じく、弱肉強食の考え方が強く出すぎています」(前出の地元政界関係者)
「再生の道」は6月の都議選で全42選挙区のうち、36選挙区に計45人の候補者を立てる方針だ。公募に合格した77.1%が年収800万円以上の「ハイクラス人材」だったというが、その理由は「仕事ができるかどうかという観点で審査した」としている。しかし「政治家に求められる能力は、また別ではないか」とは、前出の地元政界関係者だ。
今回の選挙は事実上、「石丸印」に“NO”が突き付けられたということ。石丸氏は7月の参院選にも10人の候補者を立てるというが、雲行きは怪しくなってきた。
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