野党は石破首相「ヤミ献金疑惑」の追及が甘すぎる!立憲・野田代表は“私怨説”強調、トボけ得を許す展開に
具体的証言でも物証なし
「私との間でトラブルはございません」「世の中いろんなことがあるものだな、と改めて思い知った」などと余裕を見せた。
骨肉の争いにより、思わぬ飛び火を食らったとでも言いたげだが、「政治家にカネを渡した経験がなければ、あれほど具体的な証言はできない。総理は否定するほか術がないだろう」(与党関係者)というのが永田町の見立て。ただ、貴弘氏は裏付けについて「10年以上前のことなので、現在そういうものはない。探せばあるかもしれない。私自身が証拠」と言っており、「物的証拠がなければ踏み込んで報じようがない」(全国紙記者)ため、追及に広がりを欠くのも事実だ。
そんなこんなで野田氏は、「具体的な物証が出てきたならばもっと追及するが、様子を見ながら対応したい」と腰が引け、「個人的な恨みのようなものを感じる。怨念に満ちたドロドロの世界で引きずり回されてもいけない」と私怨のセンを強調。政治とカネの問題は矮小化されつつある。悪しき前例になりかねない。
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野党にしてみれば、倒閣の好機到来のはずだが、第1党の立憲民主党の野田佳彦代表は鈍臭い。そこには「参院選後」をにらんだ思惑が…。●関連記事【もっと読む】『石破首相の闇献金疑惑を“見守る”腰抜け…ドン臭い野田立憲に透けて見える「大連立構想」』で詳報している。