マエケン株高騰で好感…メジャー球団の「広島カープ」評

公開日: 更新日:

 現地時間9日(日本時間10日)から行われている大リーグのウインターミーティングで広島前田健太(25)の評価が日に日に上がっている。

 前田は10日の契約更改で来季以降、ポスティング(入札制度)でのメジャー移籍を目指すことを明言。それを受け、ナ・リーグのある強豪チームは早くも編成担当全員で今季のプレー映像をチェック。来オフの獲得に向けて動き始めたという。他球団も同様に前田獲得に本腰を入れ始めたそうだから、その人気ぶりがうかがえる。

 前田は今シーズン、チームトップの15勝を挙げた。今春のワールドベースボールクラシック(WBC)の1、2ラウンドでは2試合計10回を投げ2勝無敗(15奪三振)無失点という完璧な投球を見せた。メジャー選手中心だったプエルトリコとの準決勝でも5回4安打1失点。こうした投球内容が現地スカウトの好感を呼んでいるのだが、人気の理由はそれだけではない。育った「土壌」も大きい。

■「故障しない強靭な選手をつくる球団」

 前田が所属する広島は、現在ヤンキースの主力として活躍する黒田、ソリアーノの出身チームということもあり、「故障しない強靭な選手をつくる球団」として日本以上にメジャー側から高い評価を得ている。広島出身の選手も「我慢強く、カネにも固執しない」というイメージが定着しているため、獲得に動く球団が増えているというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 2

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  1. 6

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  2. 7

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  3. 8

    ドジャース大谷翔平 驚異の「死球ゼロ」に3つの理由…12本塁打以上でただひとり

  4. 9

    佐々木朗希「限界説」早くも浮上…案の定離脱、解説者まで《中5日では投げさせられない》と辛辣

  5. 10

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ